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「お....お前は....何なのだ!」 「お....おい...」 「我で遊んだかと思えば、すぐに庇うかの様な素振りを見せおって!....」 「ま...待てっ...」 「そんなに我が憎いのか!そんなに我を苛立たせたいのか!」 「ちょいと待...」 元就の激昂は止まらない。 どうせ我が憎いのだろう。我が貴様と違うから。 どうせ我が嫌いなのだろう。我が貴様を傷付けたから。 どうせ我を弄びたいのだろう。我が貴様を弄んだから。 そういう考えが頭の中に延々と浮かぶ。 徐々に言葉の処理に追いつけなくなって来た元親は雫と一緒に落ちる別の物を確認する。 凛とした瞳は真っ直ぐこちらを向けており、感情を露わにしていても元就であった筈のその氷の面は、元就自身の涙により完全に溶かされていった。 お前とは違う。我は。 そう元就が目で語っているようだった。 「お前にはわから無いだろう!我がどれ程の物を捨ててきたか!血縁のある者まで駒にしてきた!勝つために眠らない夜がいくつもあった!全ては国の安定の為、我は人を捨ててきたのだ! なのに貴様は血の繋がりのない者まで兄弟の様に振る舞う!貴様の存在は我の存在を危うくするのだ!」 海際4
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毛利一行は安芸から九州方面の海をぐるりと回り、長い船旅を終え、 土佐・岡豊城のある浜辺へ着いた。 本州側を避けたのは、織田と豊臣の睨み合いに巻き込まれるのを避けたためである。 九州北部に奇妙な南蛮の宗派が居座っているようだが、それらは海上での戦は得意とはしておらず、 薩摩の島津氏の長も元親と同じく、戦は楽しむものとの考えであり、 航海中の毛利を攻撃してくる事はまずありえなかった。 (北も東もせせこましくていけねぇよな。) 島津のおっちゃん元気かなー、に始まり、元親は浜辺でぼんやり日の本の情勢を考えながら 船から降りて来る毛利兵達を眺めていた。 今ではすっかり好敵手の奥州の竜によると、北は雪害のためただ黙っているだけではすぐ飢え死ぬ。 だから、只でさえ暮らし向きが豊かにはなり難いのに乱世が続けば国の礎である民は滅んでしまう。 せせこましくなるのは当然か、と頭では理解するものの、 土佐の温暖な気候と、豊かな幸を授けてくれる海をこうして眺めているとそんな緊迫感は薄れゆく。 「お?総大将のおでましか?」 毛利軍の列の後方に、今までの兵とは趣の違う影が見えた。 狩衣姿の人物は、後ろに長く曲線を描いた兜を含めても随分と細く小さい。 「なんか、弱っそうな奴ですなアニキ」 「そうだな…知略を巡らすのが得意っつっても、あれじゃただのせこい小男だな」 からからと笑って、元親は毛利元就に大股で歩み寄る。 対面を果たした毛利は、兜ですっかり目を隠し、鼻から下は金糸雀色の薄布で覆っていた。 (顔見えねぇよ…)少しムッとしながらも顔には出さず、快活に笑って握手を求める。 「俺が長曾我部元親だ。よろしくな」 元親が差し出した手から遅れること幾拍か、毛利はやっと握手に応えた。 「毛利、元就だ」 ぽそりとそれだけ呟くと、毛利はすぐ手を離した。 握った手がまたやたら華奢だったのが気になりながらも、 毛利から発せられる冷たい空気に心が沈んでいくのを元親は感じる。 (俺、この短時間でなんか怒らせるような事したか?) 背後で落ち着きなくざわめく長曾我部軍の態度と、 己の国主らしくない身なりには気にも留めず元親はこれからの交渉の行く末を不安に思う。 (それにしても、だ) 勝手にさっさと歩き始めた毛利元就の後姿を見て、違和感を覚える。 ゆったりとした衣服を身に纏いながらも、それでも際立つ腰の細さ。 そこからふわりと広がる骨盤と小さな膝裏、折れそうな足首。 (…男?) ぎゃあぎゃあと、春だというのにいまだ土佐に残る海鳥が騒ぐ。 元親は、なんとなく心に芽生えはじめた奇妙な高揚感を楽しむ事にした。 潮の花3
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雑魚戦 「天地のありかが何ぞある!」 「すべて徒労よ、消えゆくものよ」 「心地良い感触よ…フハハハ!」 「虚無の彼方に失せよ」 「是非も無し!」 蘭丸「あはは! ゴミみてー!」 モブ武将・防衛隊長撃破 「我が前に立つもの、全て塵と化す!」 「消えよ!」 「どけい! 我が眼中に無し!」 「我が恐怖、その魂に刻んでくれるわ」 「天の轟き、恐るるに足らず!」 「興も醒めたわ…消えよ」 「我が手によって朽ち果てるがよい」 信長「邪魔よ!」 蘭丸「どけどけ、信長様のお通りだ!」 蘭丸 「あはは! 信長様に刃向かうからだよ」 「おさえた!信長様のものぉ!」 味方から・味方と 兵士 「天下は信長様のために」雑魚・武将撃破 「信長様って、何考えてるかわかんねえや」雑魚 武将「我々とは格が違いすぎる…まさに魔王よ…」雑魚 濃姫 「戦って、こういうものよ」武将撃破 「こんなにも簡単に…」雑魚 「まさに魔王…私は震えているの…?」雑魚 「恐れてはだめ…ついていくと決めたのよ!」雑魚 「フフフ…上総介様に刃向かうからよ」武将撃破 「……勝てる!」武将撃破 「あっけないものね…人なんて」武将撃破 「気の毒ね…最大の恐怖の前に死ぬなんて」武将撃破 「上総介様に逆らったことを悔やみなさい!」 武将戦 蘭丸 「是非もありません」雑魚 「信長様に逆らうなんて許せねー!」武将戦 濃姫「お、お見事でございます、上総介様」武将撃破 信長「…フン」 濃姫「濃めをお側に!」武将撃破 信長「ハッ…あてになどしておらぬ」 濃姫「さすが上総介様にございます…!」雑魚 信長「…フン」 濃姫「上様、どうかご無理をなさらず…」武将撃破 信長「黙れ、女め…過ぎた口をきくな…」 蘭丸「よ~しいい調子だ、こっからが本番!」武将撃破 信長「丸! この程度で浮かれるな!」 蘭丸「すっげー! のっぶながさまー!」 信長「遊ぶな、丸!」 蘭丸「信長様、みんな頑張ってますよ!」雑魚 信長「調子に乗るな、丸!」 蘭丸「へへ、やりましたね、信長様」雑魚 信長「フハハ、丸めが!」 蘭丸「信長様、蘭丸がお供します」雑魚 信長「働け!」 蘭丸「へへ、信長様、みんなが見てますよ!」武将撃破 信長「ふん、たわけめが」 武将戦 「興も醒めたわ…消えよ」 「心地良い感触よ…フハハハ!」 「虚無の彼方に失せよ」 「余に背いた罪、死の後もつぐなうがよい!」 「余は、信長ぞ…!」 「天地のありかが何ぞある!」 「天の轟き、恐るるに足らず!」 「貴様のすべてを水泡に帰してくれよう…」 「恐怖をいだいたまま地獄へ行けい」 「我が前に立つもの、すべて塵と化す!」 「フハハ…フハハハハ…ハハハハハ!」 「フハハ! 天もこの信長に屈したと見える!」 「是非も無し! フハハハハ!」(犬) 敵側限定 「戯れよ! 天下、我がものよ!」 「貴様の首をみせしめにしてくれよう」 「その生、夢幻のごとくなりけり」 「貴様が死ぬに、ふさわしい場所よ」 敵から 兵士「魔王だ…俺は魔王を見た!」 兵士「だ、第六天につれていかれちまう!」 兵士「魔王だー! く、来るな、あっち行けー!」 武将「ま、魔王だ…み、皆の者、ひるむなぁ!」 前田慶次「」 伊達政宗「」 真田幸村「」 武田信玄「」 猿飛佐助「」 豊臣秀吉「」 竹中半兵衛「」 長曾我部元親「」 毛利元就「」 織田信長「」 濃姫「」 森蘭丸「」 明智光秀「」 上杉謙信「」 かすが「」 島津義弘「」 本多忠勝「」 前田利家「」 まつ「」 いつき「」 ザビー「」 宮本武蔵「」 片倉小十郎「」 徳川家康「」 浅井長政「」 お市「」 今川義元「」 北条氏政「」 本願寺顕如「」 敵へ 前田慶次「遊びがすぎて、逝くもよかろう」 伊達政宗「もう一つの眼も切り取ってやるわ」 真田幸村「我に噛みつくとは愚の骨頂ぞ!」 武田信玄「フハハ…その顔も今日までよ!」 猿飛佐助「忍風情がなんとする」 豊臣秀吉「馬鹿猿が…知恵をつけおったか」 竹中半兵衛「我自身が最強の軍よ!」 長曾我部元親「玩具を手にしていかんとす!」 毛利元就「自慢の智略とやらでこの危難を逃れてみよ」 織田信長「」 濃姫「」 森蘭丸「」 明智光秀「うつけが…踊らされよって…!」 上杉謙信「貴様など眼中に無し、どけっ!」 かすが「女が…ちょこまかとうるさいわ!」 島津義弘「なつかぬ犬はいらぬわ」 本多忠勝「戦国最強か…片腹痛し!」 前田利家「」 まつ「」 いつき「愚民など地をはうが役目よ」 ザビー「道化、我の目を楽しませてみよ」 宮本武蔵「怖れを知らぬか、こわっぱが!」 片倉小十郎「しつけが足りぬ!」 徳川家康「フハハ!目がくもったか、竹千代!」 浅井長政「フハハハハ…ハーッハッハッハッハッ!」 お市「…たわけが…」 今川義元「語るに及ばぬ」 北条氏政「老いぼれが…生き恥をさらすか」 本願寺顕如「我を拝めい!」
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「何故だ」 「そりゃあ……あいつと俺は友達だからじゃねえか」 「………惚れているのではないのか?」 「俺が一方的にだ………って、そういうあんたはどうなんだ」 元就は目をしばたかせる。 「どう、とは?」 「好きなんだろ、前田慶次のことがよ」 元就は硬直した。 「………………わ、…………我はそのようなことを貴様に伝えた憶えは」 声の裏返った早口の言い訳は途中で遮られた。 「見てりゃ分かるだろ馬鹿」 「…………………」 そういうものなのだろうか、と、元就は真剣に考えたが、よく分からない。 溜飲が下がったのか、元親はにいっと笑うと、身を乗り出し、にやにやしながら元就に問う。 「で? あんたは? 寝たのか?」 「………そうだ。………そなたはまだ、なのか」 「そんな事できる訳ねえよ」 「何故」 「友達じゃあなくなっちまうだろ」 「?」 「しかしなぁ……そうか………あんたそういうのに興味なさそうだと思ってたんだが」 「我も現実感が無い」 「うまくいってねえのか」 元就は眉間に皺を寄せた。 「何故分かる」 「だから、見てりゃわかるだろ、本当に鈍いなあんた。その賢しい頭をちょっと使ってみろよ。 で、なんだ、いきなりそんなこと聞いてきた理由ってのは」 元親は杯にどぶろくを注ぎながら聞いた。 「する時の一般的な作法を聞きたい、のだが」 手が滑って注ぎすぎ、器から酒が溢れた。 「作法て。あんた。おいおい。そんなのあるかよ。 突っ込まれて擦られて出されて終わりだろ、 あとはお好みで好きなだけ好きなようにやるもんだろ」 「………………」 続・オクラ様は赤面性12
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元就「人の恋路を邪魔する奴は!」 元親「馬に蹴られて地獄に落ちる!」 就親「我ら、最強夫婦(予定)!」 ですね。 谷間のオクラテラワロスw
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「……よし元就。とりあえずそれを置け」 ともすれば珍武器に流れる心を押さえつけ、居住まいをただし顎をしゃくる。 「お前の言い分はよーくわかった。手順でも落とし穴でも踏んでやるから。だからそれは放せ」 突然変わった良人の態度に、警戒心むき出しで睨んでいた元就の眉が、ふと緩んだ。 何かを耐えるように前のめりになりながらも、きりりと隻眼の目元を引き締めた、厳しくも 男らしい顔に、見つめる白い頬が、何故か少しだけ赤くなる。 気づいているのかいないのか、構えたハリセンの向こうから、白い乳房や足をちらちら 覗かせながら、幾分穏やかになった顔で、元就は良人にそっと問いかけた。 「……本当にわかったのか?」 「おう。だから足開け」 「ちっともわかっておらぬではないかー!」 スパーンと小気味いい音が、再度壊れかけた部屋を貫き、夜の海に響き渡った。 「いいじゃねえかとにかく一回入れさせろよ!半月分だぞ!?俺の重機はもう発射寸前だっての!」 「こちらの準備はまったく整っておらぬわ!貴様と我の体格差を考えよ!手順を踏まねば 我が身の罠は壊滅必至だ!」 「そりゃわかってっけど!」 すぱんすぱんとよどみなく落とされるハリセンの痛みに耐えながら、布団の上をじりじりと 妻に向かってにじり寄る。枕を蹴ってずり下がり、ついに布団の端まで追い詰められたところで、 ようやく元就の動きが止まった。 逃げ場を探すように辺りを見回した切れ長の目が、戻って鋭く良人を睨む。 両膝をぴたりと閉じ、身をすくませてハリセンを構えるその姿は、尊大に顎を上げていてさえ ひどく怯えて見えた。さすがの元親も、少々焦りすぎたかなと気が咎める。 実際、結婚当初はかなり大変だったのだ。 元親も相当努力はしたが、体格差と経験のなさはどうしようもない。あまりに辛そうな その様に、苦労かけるなあと、こちらが落ち込んだことも二度三度ではなかった。 それでも元就はいつも黙って耐えていた。この気位の高い女が、必死に歯を食いしばり、 はばかることなく涙を流しながら。 今は慣れたとはいえ、その姿を覚えているから、最後の最後で無理強いができない。 仕方ねえ、惚れた弱みだとあっさり気を取り直すと、元親は両手を挙げて妻を見下ろした。 「わかった!今度は本当にわかった!悪かった、ちゃんとすっから!」 「……まことであろうな!」 「大マジだ!海神と左目に誓う!」 「まことにまことか!?」 「俺がお前に嘘ついたことあったか?」 「五度ばかり」 「数えんな!」 怒鳴りながらも両手を挙げたまま、じっとその場に座り込んで自分を見つめる良人を、 黒々とした細い目が疑い深く眺め回す。 潮風に乗り、波の音が部屋を漂った。めくれた御簾から、鮮やかな月の光が部屋の中へと、 忍び入ってはまた隠れる。 やがて、ため息とともに床に置かれたハリセンに、元親の口元がにんまりと吊り上った。 「よしこい!」 挙げていた両手をおろして伸ばせば、まだ警戒しながらも細い体がにじり寄ってくる。 近づいては下がるその体を、何とか捕まえて腕に抱き上げ、抱きしめる。 開いた襟からぐいぐい顔を入れ、乳房の間に埋めると、呆れたような笑い声が頭上から聞こえてきた。 柔らかい肌の感触とその声に、ようやくほっと息をつく。 「あー、やっとちゃんと抱けたぜ」 「なにを抜かす。そもそも貴様が無体をするから」 「わかったっての、ちょっと黙りやがれ」 隻眼で睨み上げれば、受け立つように切れ長の目が睨みおろしてくる。 そのまま、どちらからともなく顔が近づき、唇が触れた。 西海夫婦馬鹿善哉16
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襖を開けて入ってきた島津義弘は、既に用意されていた席へと座った。 「ほう、めずらしか料理じゃ」 目の前には、見た事のない料理がずらりと並べられていた。 朝から例の三人が城の厨房を借りて何やら仕込んでいたらしいが、これは上出来だと手を鳴らした。 どれも綺麗に盛り付けられ、食欲をそそる美味しそうな匂いがする。 その中心には丸ごと調理され、程よく焼き目のついた鳥が置かれていた。 割烹着を外して、髪を留めていた紐を解くと、政宗は襟元を直して隣に座った。 「南蛮人から『くりすます』ってのを祝う料理の作り方を習ってやってみたんだが、結構良い感じだろ?」 主な部分は政宗が作り、その他の所を二人に手伝ってもらったらしい。 隻眼を細めてふっと笑みを浮かべると、綺麗な細工が施された杯を差し出す。 薄い硝子を加工して作られたそれは光を透かして煌く宝石のようにも見えた。 「今日の献立に合わせみたが…どうだい?」 濃い緑色の瓶から注がれたのは深い紅色をした酒だった。 「な、なんじゃ、血か!」 思わず杯を落としかけたが、寸での所で受け止める。 「ははっ、こいつは葡萄酒ってやつさ」 政宗と反対側に座っていた長曾我部元親も同じ酒を手にしていた。 今日の為にこいつを取り寄せたとか。 「言われてみれば、何やら甘い匂いがするのう」 ふんふん、と杯の縁に鼻を寄せてみると、柔らかな果実の香りがする。 飲みなれた薩摩の酒の味とは少々違うようだ。 「海の向こうから取り寄せたものさ」 織田のおっさんの所で飲んでみて気に入ったからな、と元親はあっけらかんと言う。 「また怪しげなものを…」 向かいに座っている毛利元就は、無理矢理渡された杯を一瞥すると、元親の顔を睨み付けた。 「そんな顔しないでさ、最初の一杯ぐらい付き合えよ」 付きあい悪いぞ、と苦笑しながら元親は隣を見た。 しなり、と彼女に寄りかかられて腕に胸を押し付けられると、慌てて咳払いをして島津は元就の方を向いた。 「毛利どんも、この酒じゃったらいけるじゃろ?」 それほど強い酒ではない、と一口舐めた島津に言われ、元就はほんの少し表情を和らげた。 「島津殿が言われるのなら、この一杯のみ」 それでよろしいか、と真顔で問われた。 「よかよか」 「とりあえず腹も空いているだろうし、乾杯だ」 そう言って、政宗は皆の手に杯が渡っていることを確認する。 乾杯、と唱和してぐいっと飲み干すと、さっそく料理へと箸を伸ばした。 「どれ、こいつをもらおうかの」 手近な皿にあった料理を一切れ取ると、ぱくりと口に放り込む。 「むう…」 初めて作ったとは思えないほど見事な出来に、島津は思わず唸り声を上げる。 「口に合わなかったか?」 政宗が心配そうに顔を覗き込むが、次の瞬間には豪快に笑いながら島津は彼女の肩を叩いた。 「こんなうまかもん、食ったのは生まれて初めてだわい」 「そいつは良かった」 調味料から食材まで、初めて扱うものもあり、彼女達も不安そうであったが、その一言に三人は笑みを浮かべた。 甘い酒2
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落ちたところで溺れるような場所でなし、普段は誰も通らぬゆえ、よい手と 思ったのだが、と呟き、闇に流れた目が少しだけ、忌々しげに細まった。 「今宵は東館でも、夜通しの宴会であったな。さては貴様の他にもあそこを使うやつがいたか」 我が読みを外すとは、とむっつり呟きつつも、眠気には敵わないのか、 ゆっくりと瞼が閉じていく。 「……まあよいわ。そのものたちにも、よい教訓となっただろう」 皆に、用を足すなら必ず厠を使えと教えよ、と白い指を突きつけ、元就はまた もぞもぞと布団に潜っていった。 やがて聞こえてきたすうすうと穏やかな寝息を、言い返すのも忘れて見下ろす 元親の耳に、廊下の奥からばたばたと、泡を食った足音が聞こえてきた。 いったん行き過ぎ、またばたばたと戻ってくる。閉じた戸の向こうで割れ鐘のような 声が、夜の闇を震わせた。 「兄貴ぃい!姐さん!お休みのところすいやせん!」 「……おう、どうした」 「それがその、東の渡り殿が落ちやした!」 「落ちたあ?」 「へい、いきなり真ん中から真っ二つに。で、並んで用足してた二十人ばかりが、ごっそり海へ!」 ああ、この騒ぎはそれだけの人数が落ちたからか。 あそこ、飛ばしっこするにゃいい場所だしなあ。元就は知らなかったみてえだが、 宴会の夜にはよくやってんだよなあ。 ていうか真っ二つかよ。爆音はそのためか。 なるほどそれならどこでやってても落ちるし、逃げようもねえわな。さすがだ、無駄がねえ。 しみじみ感慨にふけりながら、元親はハリセンを担いで立ち上がった。 「浜に火ぃ焚いて目印にしてやんな。ま、溺れる奴ぁいねえだろ。俺も今行く」 「へい、火はもうやっていやす!ほんと、申し訳ありやせん!」 ばたばたと駆け戻っていく足音を追い、戸を開けながら、元親はもう一度 部屋の中を振り返った。 埃と木屑と、外の騒ぎと、まだ残る熟れた空気の中、丸く膨れた布団は周囲のことなど まるで知らぬげに、緩やかな寝息を漏らすばかりだ。 眠りの底に沈む妻を見つめ、元親は眼帯に覆われた頬に、小さな苦笑を浮かべた。 「ほんとにお前は、最高だぜ」 答えの返らない室内を、夜明け間近の澄んだ風が吹き抜けていった。 白みがかった冬の空を、水平線まで尾を伸ばした細い雲が、ゆっくりと流れていく。 向かいの果てには白い丘陵。広がる低い山々の色は、出航当時よりいくぶん 褪せているが、なだらかな陸の線も浜の形も、紛れもない、一月ぶりの故郷の風景だ。 波を分け、悠々と進む船の舳先に立ち、満足げに見渡す元親の耳に、 足元から兄貴ー!と呼ぶ声が響いた。 「そんなところにそんな格好で、お寒くねえんですかい!」 身を切るような冬の潮風の中、夏場と変わらぬ、肩に一枚引っ掛けただけの姿で 振り返ると、元親は隻眼に、惚れ惚れするような笑みを浮かべてみせた。 「おう、ちっともな!心が燃えてるからなあ!」 「さすがは兄貴ですぜ!」 「今度ァ一月ぶりですしねえ!」 「まだまだお熱いですねえ!」 うおお、と歓声が上がる。軽く手を振り鎮めながら、元親は足元へ手を伸ばした。 「ま、それもあるが、なんといっても今の俺は、こいつを手に入れたあ!」 拾い上げたその手の中で、ぎらりと輝く琥珀色に、またもや船上を揺るがす歓声が上がった。 半透明な琥珀の表面に、墨文字を浮き上がらせたそれは、つるりとした質感ながら、 似合わぬ重量を感じさせる品だった。 長さは元親の背丈ほどもある。柄は細く、胴は太い。形は棍棒に似ているが、もっと美しい。 舳先に仁王立ちになり、薄い陽光に光るそれを見つめ、元親はにやりと口角を吊り上げた。 「一刀必殺、鬼島津!ハリセンごとき目じゃねえぜ!」 「兄貴ー!お似合いです、兄貴!」 「それなら姐さんのこれくしょんにもひけをとりませんぜ!」 「九州勢と会談とか、嘘言って出てきた甲斐がありやしたね!」 「馬鹿野郎、会談も本当だ!ついでに型ァとらせてもらっただけだ!」 西海夫婦馬鹿善哉28
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雑魚戦 「おれたち有利!おれさまのおかげだ」 「おれさま波にのる!」 「おれさま止まんねー」 「おれさまかしこくなる!」 「えーと…今ので五と六の…次でえーと…」 「みんなでとつげきだ! こわくねーぞ」 「いよっしゃー、おれさまについて来い!」 「いい調子だな、おれさまさすが」 「かかってこーい!」 「どんどんかかってこーい!」 「まだまだ全然だぞばか」 「今ので何人? 数えるのめんどくせー」 モブ武将・防衛隊長撃破 「おれさま強くなる!」 「おれさま地をはしる!」 「おれさま空をとぶ!」 「おれさま嵐をよぶ!」 「おれさまかしこくなる!」 「おれさまがむさしだぞー!」 「ここもーらい」制圧 「ここはおれさまのにしとくぞ」制圧 「この場所はおれさまのもんだ!」制圧 味方から・味方と 兵士 「うわあ、武蔵が止まらねー!」武将撃破 「武蔵の目潰し、いてーんだよなあ」武将撃破 武将 「汚い戦い方だ! でもまあいいか…勝てれば」雑魚 「武蔵、遊んでんじゃねえぞー」武将撃破 武将戦 「おめーなんかにゃまけねーよ」 「いい調子だな、おれさまさすが」 「おれさま止まんねー」 「泣いてもゆるしてやんねーからな」 「このおたんこなす!」 「このすっとこどっこい!」 「おめー、ばかのくせになまいきだ!」 「ばかにばかって言って なにがわりぃんだよ!」 「おれさまをばかにすんなよ!」 「さっさとおれさまに倒されろ!」 「ちっくしょー! なんだこのやろー!」 「おめー、けっこうやるな… ……なーんてうっそー!」 敵側限定 敵から 一般兵「くそ、卑怯な手を使いやがって!」 一般兵「」 一般兵「」 武将「」 前田慶次「」 伊達政宗「」 真田幸村「」 武田信玄「」 猿飛佐助「あんた、将来大物になるかもよ?」 豊臣秀吉「」 竹中半兵衛「」 長曾我部元親「」 毛利元就「」 織田信長「」 濃姫「」 森蘭丸「」 明智光秀「」 上杉謙信「」 かすが「」 島津義弘「」 本多忠勝「」 前田利家「」 まつ「」 いつき「」 ザビー「」 宮本武蔵「」 片倉小十郎「」 徳川家康「」 浅井長政「」 お市「」 今川義元「」 北条氏政「」 本願寺顕如「」 敵へ 前田慶次「おめえのいうことはよくわかんねー」 伊達政宗「なーんだ…うろこなんかねーじゃんかよ」 真田幸村「おれさまの二刀流をまねしてんのか?」 武田信玄「おめーのふんどし虎もよう!」 猿飛佐助「おれさまのにんぽうタコなぐりをくらえ!」 豊臣秀吉「で、でっけえなぁー…さるさる!」 竹中半兵衛「うわあ、のびた!剣がのびた!」 長曾我部元親「いなかものっていうやつがばかだ!」 毛利元就「やーいやーい、もやしっこ!」 織田信長「おめーをたおしたら、おれさまがまおう!」 濃姫「おれさまにもその武器よこしやがれ!」 森蘭丸「がきはあっちであそんどくでちゅよ~」 明智光秀「うわー、へびだー!へびがでたー!」 上杉謙信「おめーをたおしたら、おれさまがぐんしん!」 かすが「いっけー!おれさまにんぽうちょう!」 島津義弘「おれさまだって鬼むさし!」 本多忠勝「さいきょうはおれさまだってえの!」 前田利家「はらへってんのか? おれさまも!」 まつ「飯くれるならてかげんしてやらー」 いつき「あ、あれ? つえーやつはどこ?」 ザビー「あいってなんだ? おめー知ってんの?」 片倉小十郎「おめー、ひだりききなのか?」 徳川家康「おめーちっこいな、たぬきみてー」 浅井長政「おれさまだってかつもくすべし!」 お市「う、うわー、こいつ、ゆーれいみてー」 今川義元「おれさまだってむさしでおじゃる!」 北条氏政「じいちゃん、いればはずれてらー」 本願寺顕如「おれさまだってふっきんすげえぞ」
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浅井長政 削除は終わった! 浅井長政:BASARA技 終了時 この浅井長政に、敗北などありえない 当然だ 浅井長政:勝利時 これも市のせい… 市に関わると…みんな不幸になる… 長政さま…市のこと、きらいになっていいよ… 黙れ、市! 貴様がそんなことを気にする必要は蚊ほどもない! (長政、お市に花を渡す) 長政…さま…? ま、まあ、なんだ…その… そう、めそめそと泣くな (涙をふき、花を受け取る市) ありがとう…市、うれしい… お市:浅井長政:ストーリー二章 市、長政さまとずっと一緒にいたい… それでもいい…? う、うるさい! 無駄口を叩くな! あ、当たり前のことを聞くんじゃない! それよりも前を向け! お市・浅井長政:エンディングムービー ……帰るぞ 浅井長政:ストーリー五章 お市へ 分かってた…これは滅びの音…ああ! 市、顔を上げろ、あきらめるな 未来へと続く命は、まだ消えていない お市・浅井長政:大阪夏の陣 長政さま…市、ちゃんと見てるから… か、勝手にしろ お市・浅井長政:熱血!上田城の二つ目の門開門 余計な事をするな市! 浅井長政:汎用 かつて兄者に敗れたのは確かなこと… そして今、剣を取ったもまた確か! 浅井長政:ストーリー四章 血を吐きに 蹄いて戻るか 不如帰…… 義の灯火に 惹かるるままに…… 織田信長・浅井長政:ストーリー五章 これが泥より這い上がる者の強さだ! 浅井長政:ストーリー五章 人の心に敗れよ!第六天魔王! 我が息吹に焼かれよ、浅井備前守長政! 浅井長政・織田信長:ストーリー五章 当然だ 浅井長政:2Pに回復してもらった時 弟子への愛の鞭か… よい教育方法だと言わせてもらおう ふむ…悪に染まってはいないようだな さすがは軍神といったところか 貴殿ら、双方共に悪とみなすが、よいな? 浅井長政:一つ目・信玄へ 二つ目・謙信へ 三つ目・宿命!川中島の合戦(信玄と謙信の戦に乱入)ステージ開始 ふむ…これはふざけているのか悪なのか? 浅井長政:義元へ 貴殿は礼儀正しい男だな…ならば良し 浅井長政:松永へ 馬鹿な…いったい何が不満だというのだ 浅井長政:最北端 農民ごときが刃向かうとは…悪である! 浅井長政:いつきへ 死んでその罪償ってこい…! 浅井長政:汎用 ええい、何をしている! もっと大きな船を用意しろと言っただろう! 浅井長政:瀬戸内海戦 ふっふっふっふっふ…兄者め、私に屈するのだ 浅井長政:放置(プレイヤー) ち、近くで見ると心魅かれるものがあるな な、長政様…姫様が見ておりますぞ…! 浅井長政・浅井軍兵卒:木騎・滅騎遭遇 カラクリか…このようなものは没収する 浅井長政:四国 長政さま…あれ、なに…? 近づくな、あれは悪の巨大兵器だ お市・浅井長政:四国重騎戦 婚姻届が入信届けに差し替えられていたぞ どういうことか説明してもらおう チイッ…バレちゃあしょうがねェ こうなったら、アヤマっとくのが一番ネ 浅井長政・ザビー:ストーリー二章 アナタのマダム、悲しいヒトミしてマス あんまり怒っちゃ駄目ですヨ う、うむ、悪かった…私なりに心がけよう ザビー・浅井長政:ストーリー二章 市、あの人嫌い… それでいい 奴は品位の無い集団を操(く)る悪徳の竜だ お市・浅井長政:市で長谷堂城突破戦 あの人…すごく疲れる人… 市、これは策略だ…奴らは無駄に熱くなり こちらの消耗を狙っているのだ お市・浅井長政:市で熱血!上田城 みんな元気…なんだかたのしそう… 市、見てはならん 奴らは鍛錬に奇妙な喜びを見出している…悪! 本願寺僧・浅井長政:長政で本願寺黄金伝説 お嬢さん、この花をどうぞであります 市、奴らに近づくな、これは悪徳商法だ! 我ら、可憐な女性には優しいであります 本願寺僧・浅井長政:市で本願寺黄金伝説 忍ぶなど性に合わぬ…私はここにいるぞ! しょえー!なんぢゃおぬしは! あいつ、忍び込む気全然ねえッ 浅井長政・北条氏政・北条軍兵士:小田原潜入戦 お市 うれしい…あなたが市を守ってくれるの…? お市:大武闘会2P 許してね… お市:BASARA技終了時 長政さま…市のお話聞いて…? お市:汎用 みんな見て… 長政さま、すごいね… お市:ストーリー・汎用 祝儀はこれよ、まろと揃いの衣装おじゃ 市…そんなヘンな着物、着たくない… おのれ今川、不埒な男は即刻削除! 今川義元・お市・浅井長政:長政ストーリー一章 いつもはあんなにお優しいのに… あれは嘘だったの…? 人は皆、他人に言えぬ本質を眠らせている… 貴方もお分かりのはずですよ お市・明智光秀:ストーリー一章 ひどい…市、修行なんてできない… お市:熱血!武田道場 壱 みんな元気…なんだかたのしそう… 市、これは策略だ…奴らは無駄に熱くなり こちらの消耗を狙っているのだ お市・浅井長政:長政で熱血!武田道場 壱 市…眠い… お市:放置(プレイヤー) おねがい… お市:大武闘会交代 ごめんなさい お市:2Pに回復してもらった時 みんな喧嘩して…消えてしまえばいいわ… お市:本能寺乱入・宿命川中島など どう…いいのよ…市を斬ってみせて… お市:汎用 無名の命を踏みにじる…これが戦… お市:汎用 踏みにじられた魂が散っていくわ… あ… またひとつ…命が零れ落ちていく… お市:勝利ムービー 無理したら…お墓に入っちゃうよ… お市:氏政へ 待っていた…あなたは市…市はあなた… お市:本能寺の変 光秀へ 迎えに来たよ…一緒に行こう…? だって、あなたは市…市はあなた… お市:山崎布陣戦 光秀へ 秀吉さま…あなたも本当は、悲しいのね… お市:大阪冬の陣 ここはすべてを凍らせる… なぜ、あなたたちの希望は…凍らないの…? お市:最北端 フハハハハ ふふふ… フハハハハ! ふふふふ… フハハハハ! あはははは! フハハハハ!あはははは! 是非も無し! 織田信長・お市:ストーリー五章 戦闘開始ムービー にいさまさえいなければ、市の罪は許される… だからにいさま、ね?ね? お市:本能寺宿命戦 ひとつ、ふたつ… みっつ、みっつ… ああ… 長政さまが嬉しそう… わからない… わからない… 長政さま… お市:ストーリー五章 長政さまがね…にいさまの首がほしいって… 欲しているのは長政か、貴様自身か 市じゃない…長政さま…長政さま… お市・織田信長:ストーリー五章 全部全部全部全部全部全部全部全部… ……長政さまが全部殺せって… お市:ストーリー四章 浅井軍兵卒 すごい…みんなそろってる… い、いかん!長政様だけがはみ出てるぞ! お市・浅井軍兵士:汎用 長政様、また演説し始めたぞ… 浅井軍兵士:長政へ 敬礼! 異常・無駄口、共にありません 浅井軍兵士:長政へ